平日の僕は、仕事のことで頭がいっぱいだ。
段取り、安全、品質、納期、部下の育成、自分のキャリア。
毎日が全力疾走で、時々ふと、「俺、何のためにこんなに走ってるんだっけ?」と思う瞬間がある。
でも、そんな僕の“原点”を思い出させてくれるのが、週末に家族と過ごす時間だ。
公園で走り回る子どもたちを見て、涙が出そうになった。
この前の土曜日、天気が良かったから、家族で近所の公園に行った。
上の子は6歳、下の子は5歳。
ブランコに登って「見て見てー!」って叫んでくる。
鬼ごっこをしたら、全力で追いかけてきて、笑いながら僕の背中にタックルしてくる。
その一瞬、走ってる自分の影を見て、ふと思ったんだ。
「今、すげぇ幸せだな」って。
仕事は忙しいし、将来の不安がないわけじゃない。
でも——この瞬間があるなら、もう少し頑張れるって心から思えた。
コンビニで買ったお菓子を、半分こするだけで幸せになれる。
公園の帰りに、コンビニに寄って、それぞれ好きなお菓子をひとつずつ選ばせた。
チョコ、ラムネ、グミ。
全部が特別なおやつじゃないけど、袋を開けた瞬間のあの笑顔を見たら、
「高級ディナーなんて必要ないな」って思った。
下の子が「これ、パパにあげる!」ってラムネをくれたとき、
正直ちょっと泣きそうになった。
仕事でどんなに疲れてても、報われる瞬間って、こういう時だ。
家族がいるから、仕事もキャリアも意味を持つ。
資格を取って、昇進して、将来は社長になりたい——そう本気で思ってる。
でも、もし家族がいなかったら、
そこまで頑張れたかな?って思うと、たぶん無理だった。
家族と過ごす時間は、ただの「癒し」じゃない。
僕にとっては、**“生き方の軸”**なんだ。
子どもたちが笑ってくれるから、
妻が「お疲れさま」と言ってくれるから、
俺はまた月曜日に戦える。
最後に
仕事って、時に人生を飲み込むくらい重くのしかかる。
でも、週末に子どもと笑い合えたら、それだけで心は軽くなる。
キャリアと家庭、両立するのは簡単じゃない。
だけど、どちらか一方だけじゃ、俺の人生は成り立たない。
こんな当たり前のような日常こそが、
僕にとっては「宝物」だったんだと、改めて思えた週末でした。
▶︎次回予告
次回の「週末家族日記」は、ちょっと特別な2泊3日。
家族で行った温泉旅行の思い出をお届けします。
道中の渋滞も、サービスエリアでのアイスも、
子どもたちの“はじめての露天風呂”も——
全部が笑いと驚きと、ちょっぴり涙な時間でした。
バタバタしながらも、心から「来てよかった」と思えた旅。
家族との絆が、また少しだけ深まった気がします。
どうぞお楽しみに。
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