休まないと成果は出ない?“テキトーに見える欧州人”の方が、日本人より生産性が高い理由


僕たちはずっと、「がんばる=正義」だと教わってきた。

– 遅くまで残業する
– 有給は遠慮する
– 休みの日にも仕事を考える

でも最近、あるデータが目に飛び込んできた。

「日本人は世界有数の長時間労働国なのに、生産性は先進国の中で最下位クラス」

しかも、欧州の“定時退社&長期休暇”カルチャーの方が、生産性が高いという。

テキトーに見える働き方に、実は“成果の秘密”があったのかもしれない。
今回は、そんな話です。


【1. データで見る「働き方と生産性」】

– 日本の労働時間はOECD平均より長い
– なのに「時間あたり生産性」はG7最下位
– 一方、ドイツ・オランダ・フランスは労働時間が短く、休みも多いのに日本より高い生産性

つまり、“頑張ってる時間”が多い=“成果”が高い、とは限らないということ。


【2. 日本の“まじめ”が逆効果になっている?】

– 「頑張ってる姿」が評価される文化
– 「残業してる人=偉い」「早く帰る人=やる気がない」
– 「休む」と「申し訳ない」がセットになっている

成果よりも、姿勢・空気・我慢の文化が優先されている。
それが、パフォーマンスやモチベーションの低下を引き起こしているかもしれない。


【3. 欧州の考え方:「成果を出すには、まず休め」】

– オランダでは子どもの送り迎えは最優先
– ドイツでは「18時以降のメールは禁止」が当たり前
– フランスでは夏は1か月のバカンスが当たり前

つまり、「休む」はサボりではなく、**“成果を出すための前提条件”**になっている。

日本で「休んで成果が出るわけがない」と思ってる時点で、
戦う土俵が違うのかもしれない。


【4. 働く=燃え尽きること、じゃない】

僕自身、子どもが生まれてからよく考えるようになった。

「今日も残業頑張った」
「土曜も仕事だった」
「寝かしつけ間に合わなかった」

…で、僕は何を得たんだろう?

確かに、仕事の成果は少しあったかもしれない。
でも、それと引き換えに家族との時間や、自分の体力、
もっと大切なものを見失っていた気がした。


【5. 休むことは、“成果の戦略”だ】

欧州の人たちは、ちゃんと知っている。

– 集中力には限界がある
– 休養がパフォーマンスを引き上げる
– 人間は「燃料」がなければ動かない

彼らは決してテキトーじゃない。“休むことに、戦略的”なんだ。

だから今こそ僕たちも、
「休む=サボり」じゃなく、
「休む=成果のための準備」って捉えていいと思う。


【まとめ】

もっと働けば成果が出る――。
そんな思い込みが、もしかしたら一番の敵かもしれない。

「休む力」は、間違いなく次の時代の武器になる。
真面目な人ほど、ちゃんと休んでほしい。
それが、長く、強く、成果を出す一番の近道だから。


▶︎次回予告

「7月20日の選挙、ちゃんと行く?行かない? 30代が“無関心”ではいられない理由」

物価、子育て、老後、教育。
実はどれも、政治とつながっている。
「選挙なんて関係ない」ではなく、「日常のために投票する」という視点を、30代目線で語ります。

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