■ ある朝、僕は通勤中にドキッとした
Newsアプリを開いて、いつものように流し読みをしていたそのとき。
ふと目に止まった見出しが、頭から離れなくなった。
「日本で毎年8万人以上が突然死」
事故でもがんでもない。
ある日いきなり、大切な人が、自分が、命を落とすかもしれない。
そんな現実が、静かに、でも確実にこの社会にあると知った。
これはもう「他人事」じゃない――そう思った。
■ 【1】データで見る “突然死” のリアル
- 年間8〜9万人が突然死(=1日あたり約200人)
- 死因の多くは心筋梗塞・心室細動・心不全などの急性心疾患
- 「心臓麻痺」とされることも多く、正確な死因が分からないケースも
- 特に40〜60代の働き盛りの男性に多い
- 自覚症状が出ず、健康そうに見える人でも突然倒れることがある
■ 【2】なぜ“突然”なのか? 原因は静かに潜んでいる
- 心疾患は無症状のまま進行することがある
- 健康診断では見逃されるケースも(不整脈・冠動脈異常など)
- 高血圧・喫煙・飲酒・睡眠不足・運動不足・ストレスが主なリスク因子
- 日本の“我慢と過労が美徳”な働き方も背景にあるかもしれない
■ 【3】命を守るために、今できること
▶︎ 医療面
- 定期健診だけでなく心電図・心エコー検査も検討
- 血圧・脈拍のセルフチェックを習慣に
- **家族歴(遺伝)**がある人は特に注意
▶︎ 生活習慣
- 「まだ大丈夫」じゃなく、今の食・睡眠・運動を見直す
- アルコール・タバコの量も“習慣化”していないか振り返る
▶︎ 突然の場面に備える
- AEDの位置を普段から確認
- 家族でAEDの使い方や心肺蘇生の初期対応を学ぶ
- 地域の講習会やYouTubeでもOK。“見たことある”だけでも違う
■ 【4】パパとしての気づき:「生きてるだけで、当たり前じゃない」
記事を読んだあと、ふと家族の顔が浮かんだ。
「明日も一緒にいられる」って、
本当は当たり前じゃないんだ――そう気づかされた。
それ以来、
- エレベーターでAEDの位置をチェックするようになった
- 週末の散歩に“健康チェック”の意味を持たせるようになった
- 睡眠時間を削らないよう意識し始めた
小さな意識が、大きな未来を守るかもしれない。
それが今の僕の、家族との約束だ。
■ 【まとめ】「今できること」は、意外とたくさんある
突然死――それは誰にでも起こりうる現実。
でも、備えることで防げるかもしれない。
- 健康を軽視しない
- 家族と話しておく
- “何かあったら”じゃなく、“何かある前に”動く
明日を守るのは、大きな覚悟より、今日の小さな行動かもしれない。
▶︎次回予告
「7月の選挙、ちゃんと行く?行かない?30代が“無関心”じゃいられない理由」
物価、子育て、働き方。政治は、気づかないうちに私たちの“日常”を決めている。
「誰に投票しても同じ」なんて、本当だろうか?
次回は、“選ぶ力”について考えます。
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