――本業・家庭と向き合いながら“可能性”を切り拓いた記録
「この資格があれば、会社も人生も変わる」と信じていた
副業も、家族との時間も、自分らしい働き方も大切。
でも、その全てを実現するには、**「確かな武器」**が必要だと思った。
だから僕は、1級土木施工管理技士と第一種電気工事士という国家資格に挑んだ。
正直、簡単じゃなかった。本業は現場の責任者。帰宅後は子どもたちの相手。
まとまった勉強時間なんてどこにもなかった。
それでも僕は諦めなかった。
なぜなら——
「今、自分にしかできないことがある」
「会社は“資格者”を必要としている」
「この資格を取れば、未来が大きく動く」と確信していたから。
そして何より、
「やれば、できる」って証明したかった。
① 1日1時間もいらない。「やり切る習慣」を先に決めた
「忙しい」は言い訳にしない。
大事なのは**“時間を作る”んじゃなく、“時間を決める”**ことだった。
- 朝起きてすぐ、15分だけ問題を解く
- 通勤の車内で音声解説を聴く
- 昼休みにスマホで復習
- 夜は子どもが寝た後に30分だけ記述練習
たったこれだけ。
でも、これを毎日繰り返すだけで、1ヶ月30時間以上の積み重ねになる。
スキルは、一発の根性で手に入るものじゃない。
日々のリズムの中に“学び”を組み込むだけで、人生は変わり始める。
② 一次試験は「過去問ドットコム」を3周。反復がすべて
一次試験で使った教材は、ほぼ過去問ドットコムのみ。
他には手を出さなかった。時間がないからこそ、手段は絞った。
- 1周目で全体像をつかむ
- 2周目で苦手分野をあぶり出す
- 3周目は「得点力」に変える仕上げ
3周終えた頃には、問題の出され方が“感覚でわかる”ようになっていた。
合格する人は、特別な知識を持っているんじゃない。
「やるべきことを、やるべき回数こなした人」だと確信した。
③ 二次試験は“書く筋トレ”。毎日が模試だった
二次試験では、インプットよりアウトプットがすべて。
僕は毎日、自分で事例問題を解いて、ChatGPTに添削してもらった。
- 自分の思考の癖を洗い出す
- 模範解答を写して「構造」を体で覚える
- 制限時間を測って、試験モードに慣れる
最初は1枚書くだけで1時間以上かかった。
でも続けていくうちに、“自分の言葉で、伝わる文章”が自然と出せるようになった。
勉強じゃない。**「技術者としての表現力を磨く時間」**だった。
④ モチベーションを「自分の外」に出すと、折れない
一人で頑張っていると、どこかで折れる。
だから僕は環境を“味方”につける戦略をとった。
- 家族に「必ず合格する」と宣言
- 学習スケジュールを紙に書いて冷蔵庫に貼る
- SNSで週1投稿。「今週やったこと」を発信
すると、自然と意識が変わってくる。
「今日はちょっとだけやろうかな」じゃなくて、
**「俺は、やるって決めたからやる」**に変わった。
環境が、自分を後押ししてくれる。
その積み重ねが、結果につながった。
⑤ 合格の先にあったのは、年収UP以上の“自信”だった
そしてついに、1級土木施工管理技士・第一種電気工事士にダブルで一発合格。
会社からは専任技術者、安全責任者に任命され、年収も大幅にアップ。
現場での信頼も変わった。名刺の肩書きが、確かな信用になった。
でも何よりも大きかったのは、
**「自分の人生は、自分で切り拓ける」**という感覚。
スキルは、自由をくれる。
行動は、人生を変える。
そして挑戦は、必ず「未来を選べる力」になる。
▶︎次回予告
資格はゴールじゃない。
次回は、この経験をどう活かしているか——
「キャリアの武器」として資格を使う考え方をお届けします。
社長を目指す僕が、いま何を考え、どんな道を選ぼうとしているのか。
そのリアルを、次回も正直に書きます。
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