でも、本当に僕たちの生活は良くなったのか?
【導入】
「最低賃金がまた上がるらしいよ」
ニュースアプリの見出しを、朝の電車で見た。
時給が上がる。
一見、良いことのように思える。
でも…本当にそうだろうか?
手取りは増えた?
生活は楽になった?
この社会は、働く人たちをちゃんと守れてる?
子どもを育てるパパとして、
そして現場で働くひとりの社会人として、
“最低賃金”をめぐるリアルを考えてみた。
【1. 時給は上がっても、生活は楽にならない】
たとえば東京。
最低賃金は1,113円から、今年1,200円台に届く見込み。
確かに「金額」としては上がってる。
でも…
- 物価は?
- 税金は?
- 社会保険料は?
スシローが1皿140円。
スーパーの牛乳は220円。
住民税・年金・健康保険もじわじわ増えてる。
上がるのは時給だけじゃなくて、全部。
結果、手取りは増えてない。
むしろ、「頑張って働いても、暮らしが楽にならない」と感じてる人も多い。
【2. 中小企業の現実は?】
「最低賃金を上げよう」と言うのは簡単だけど、
そのしわ寄せは誰に行くのか。
多くの中小企業では、
- 人件費上昇で雇用を絞る
- サービス残業が増える
- 経営者が自分の給料をカットする
つまり、「誰かの賃金を守るために、別の誰かが傷ついてる」現実がある。
僕の知り合いの経営者も、
「これ以上の人件費アップは、正直つらい」と漏らしていた。
【3. 働く人のリアルな声】
現場のパパたちは言う。
「時給100円上がったけど、保険料の方が増えてる」
「育児もあるし、これ以上働く時間は増やせない」
「夫婦でフルタイム働いて、なんとか生活してる」
賃金の上昇って、“数字”だけ見れば喜ばしい。
でも“実感”としての「豊かさ」は、全然追いついてないんだ。
【4. 本当に豊かになるためには?】
「最低賃金が上がる=みんな幸せになる」
そんな単純な話じゃない。
本当に必要なのは、
- 税・保険の見直し
- 子育て支援や住居補助の充実
- 賃金だけでなく“時間”や“心の余裕”も含めた支援
働く時間が増えて、心がすり減るような生活じゃなくて、
“人としてちゃんと暮らせる”ことの方が、ずっと大事だと思う。
【まとめ】
最低賃金は、確かに上がっている。
でもそれは、「この国が豊かになっている証」じゃない。
それはむしろ、「最低限、ここまで上げないと暮らせない」という、
社会の“限界ライン”が上がってきてる証拠なのかもしれない。
数字の上昇に浮かれるより、
その裏側で何が起きているかを、僕たちはちゃんと見ていたい。
▶︎次回予告
トランプ前大統領、暗号通貨を401(k)に――。
仮想通貨が“国家の年金制度”に入り始めた時代のインパクトとは?
「投機」から「制度」へ。
ビットコインやXRPはもう遊びじゃない。
次回は、暗号資産が本格的に“暮らし”に入り込む時代について語ります。
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